SENIOR
INTERVIEW
先輩紹介

INTERVIEW02

建設コンサルタントを、
もっと身近な存在にしたい。

地質調査の領域を軸に、より幅広く応用できる技術者へ。
巨大プロジェクトのはじめの一歩から、社会の基盤を支えていく。

2016年入社
大日本ダイヤコンサルタント株式会社
地質解析事業部
地質調査部地質第1室
千葉大学大学院
理学研究科 地球生命圏科学専攻
地質構造を調査、解析する実務の中で、専門技術と知識を日々習得
大規模施設の建設候補地の地質・地質構造を明らかにし、将来的に予測される敷地内の地形・地質的リスクを検討するというプロジェクトに携わっています。現在は検討に必要なデータを集めるための調査ボーリングを行っており、現場管理・地形判読・現地踏査・ボーリングコア観察・地質解析・調査計画立案を担当しています。
学生時代の専門は地形学であり、地形判読や現地踏査、比較的新しく軟らかい地層の観察や分析をしていました。その経験を活かせる仕事ではありますが、硬い岩盤が主である現在の業務についてはわからないことも多く、上司や先輩方から多くの技術・知識・考え方などを学んでいます。業務における課題解決に取り組む過程で、地質やボーリングの知識、作業手順等を着実に習得できているという実感があり、一つ先の作業や地質構造を少しずつ読めるようになってきました。自分の成長を実感できることが、仕事へのモチベーションとなっています。
学んできた専門分野を軸に、幅広く応用できる技術者を目指して
ボーリング孔を利用して、地下における金属製の物体の有無を探査する業務を担当したことがあります。金属製の物体の分布深度や大きさ、ボーリング孔との離隔距離など、事前の情報はほとんどありませんでした。その際、磁気探査という手法を用いて調査することになり、専門の技術者と協働して取り組みました。作業手順や波形の解析方法、探査の特性を踏まえた適切な測定方法等について指導・補助を受けながら一連の作業をできるようになり、また金属製の物体の分布範囲を絞り込むことができて、発注者から高い評価を頂きました。今まで磁気探査に触れたことがありませんでしたが、自分にとって新たな知識とスキルを得た、大変貴重な経験でした。
学生時代に学んできたことは、業務の中では重要ではありますが、全てではありません。できる限り多くのものを見て、経験し、幅広く応用が利く技術者になりたいです。
出張での現場業務、休日には地域を観光することも
現場で共に働いている職員たちは、専門知識・技術を持ち、それぞれに強い個性を持っています。同じ時間を共有し合うことで、とてもアットホームな雰囲気があります。お互いの得意な分野を活かしながら、気兼ねなく意見交換して仕事を進めています。
出張先での休日は、その地域の観光をして過ごすことも。特に温泉が好きなので、日帰りで行けそうな距離の温泉やグルメを綿密にリサーチして出かけます。出張先の地域では四季折々のイベントが開催されており、参加することも楽しみの一つです。また、星を見ることや撮影することも好きなので、週末の夜に写真を撮りに出かけることもあります。
建設コンサルタントは、一見日々の暮らしに直結する身近な仕事とは感じられないかもしれません。しかし、道路や鉄道、上下水道、発電所、治水施設など、あらゆるインフラの調査・設計・維持管理等を行い、安全・安心な暮らしを支える、必要不可欠な存在です。
私もその一翼を担う技術者の一人として成長を続け、建設コンサルタントが多くの人にとってより身近な存在になるよう、努力していきたいと思っています。