事業概要
構造保全分野
橋梁・道路構造物橋梁設計のトップランナーとして

長年培ってきた設計技術を礎とし、地域や環境、時代が求める要求性能を考慮し、安全性、耐久性、維持管理性、景観性に優れる橋梁や道路構造物の設計に従事してきました。これからも、社会が抱える課題や脅威に対して、橋梁設計・長大特殊橋設計・耐震設計などの創造的な技術を駆使するとともに、AIやロボットを活用した維持管理技術や防災技術等の先進的保全技術の開発を行うことで、維持管理の効率化や国土強靱化などの社会ニーズに応え続けます。
ビジョン
ブランド技術の圧倒的強化
・得意技術である長大橋設計、特殊橋梁の耐震設計及び耐震補強設計技術の更なる高度化
差別化技術の確立
・面的防災や先進的保全技術、超過作用危機耐性等、他社の有していない技術の確立を目指す
品質向上と付加価値の拡大
実績紹介
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国内最古の近代吊り橋として国の重要文化財に指定されている「美濃橋」
・平成24年度美濃橋保存修理構造基本設計に始まり、令和2年までに12業務を実施
・令和3年度 土木学会田中賞 受賞 -
軽量化の工夫によってリニューアルされた「藤沢駅北口デッキ」
・平成27年度藤沢駅北口デッキリニューアル予備設計業務委託
・平成28年度藤沢駅北口デッキ高質化詳細設計委託
・土木学会デザイン賞2021優秀賞 受賞
社会創造分野
道路・交通・都市・まちづくり環境 社会に快適さと豊かさを

少子高齢化により人口減少が進む社会。気候変動による頻発・甚大化する災害対応や、地域の暮らしや産業に対する人・モノの移動、ICT 等新技術の発達によるスマートシティに向けた取組の加速化など、社会のニーズも多様になり複雑化しています。社会創造分野では、国土強靱化や脱炭素社会、コンパクト・プラス・ネットワークの持続可能な都市づくりなどのニーズに対し、「みち」・「まち」、「環境」の面から調査・設計・監理を通じて豊かな社会づくりをサポートし続けます。
ビジョン
地域の資源と情報を活用した地域課題の解決
・ウォーカブル空間による街なかの賑わいの創出
・脱炭素社会に向けたまちづくりやSDGsの取組
・デジタルデータを活用した課題と解決策の可視化
都市・都市施設の再整備に関する事業への参画
・都市の拠点となる駅前空間・公園空間の再整備
・市民の足として持続性の高い公共交通機関の再編
・災害に強い都市形成に向けた電線類地中化
実績紹介
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設計に関わった幹線道路のバイパス区間の供用
・バイパスの供用によって現道からの自動車交通が転換することで、渋滞の緩和及び事故の減少並びに現道の道路空間活用による賑わいの創出などが期待されています。 -
道路の歩行者専用化によるまちなかウォーカブルの社会実験
・歩きたくなるまちなかを創出するため、道路、駅前広場、公園及び駅前ビル等の都市アセットを活用した、民と官の多様な連携によるまちづくりに向けた社会実験を企画しました。
国土保全分野
河川・砂防・港湾・ トンネル・下水道・地盤防災・ 地盤の挙動計測及び動的解析・ 地質リスク・地下水調査・物理探査自然と調和した、安心・安全な暮らしを実現

水の技術
近年、台風や大雨の規模は大型化しており洪水などの風水害は各地で発生し、人々の暮らしに大きな被害をもたらしています。国土保全分野における河川、砂防、下水道、港湾部署では、災害の経験や科学的な知見に基づき、治水・利水計画や防災対策施設設計を行い、自然災害における被害を抑止し、国民の安全・安心な暮らしを支えています。
近年においては、自然の持つ防災・減災機能を生かしたグリーンインフラの整備にも携わっています。
土の技術
社会資本整備では地盤や地下の条件を正確に把握することはとても重要です。地盤の強度、地下水の水位や流れ、地質構造などを調査・解析することにより、地盤の安定性や地下水の影響を評価することが可能です。地盤、のり面やトンネルなどの建設事業では土や岩盤に関する諸問題に対し、地形や地質、地下水に関わる高度な調査・解析技術を用い、地質リスクを適正に把握し、斜面の安定化対策や構造物設計を行う等、自然と調和した社会資本整備に貢献しています。
災害復旧の技術
我が国では気候変動によって自然災害の頻度や強度が増加し、想定外の災害が数多く発生しています。災害発生時には国や地方自治体からの要請を受けて、応急対策や災害復旧のための緊急出動にも対応しています。
これからも私たちは、国土保全分野が担当する幅広い領域において、地域社会の発展と人々の生活の安定を守る使命を持ち、持続可能な未来を築くために、高度なサービスと価値を提供していきます。
ビジョン
国土保全技術の強化
これまで蓄積した国内トップレベルの地盤調査・解析技術に土木設計、土木インフラの維持管理・点検の経験と専門知識を融合させ国土保全技術の強化
安全安心な暮らしの提供
河川、砂防、下水道、港湾、トンネル、地盤、防災の幅広い領域で持続可能な未来を築くために、地質リスクからの保護、環境保全、安全・安心な暮らしの実現に向けた高度なサービスと価値の提供
実績紹介
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2機のUAVを使った空中電磁探査(実業務で世界初の試み!)
・近年の局地的大雨の増加に対応できるポンプ場の能力増加設計
・老朽化するトンネルの健全性を確保するための補修設計
・地形、地質、水文調査にUAV空中電磁探査を用いた崩壊規模の推定 -
中央自動車道 災害復旧箇所調査状況
・中央自動車道 川岸地区災害応急復旧箇所調査設計
エネルギー施設分野
発電施設、廃棄物貯蔵、 エネルギー備蓄、 カーボンニュートラルエネルギー政策を加速させるオンリーワンの地質・地盤の要素技術及び解析技術

エネルギー政策を加速させるためには、安全な施設が必須です。それらの立地選定や建設には、高度な地質調査・解析によるリスク評価が不可欠です。また、施設の継続的な保全も必要です。私たちは、地質調査、試験、観測、物理探査を中心としたオンリーワンの技術で調査から解析まで複数のエネルギー施設分野のプロジェクトに貢献しています。
ビジョン
エネルギー施設の地盤評価・解析のための地質リスク評価の要素技術の進化
要素技術の伝承と技術開発により、次世代を担う技術者を育成する。これらオンリーワンの要素技術を内外にアピール
政府のエネルギー政策に沿った対応
エネルギー政策の変更に沿った対応を加速させ、最新の知見に沿った技術導入
カーボンニュートラル社会実現へのさらなる貢献
最先端の要素技術を生かして、原子力、CCSのみならず、水力、風力、その他エネルギー拡張分野への進出
実績紹介
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波方国家石油ガス備蓄基地俯瞰図
・重要施設の地質リスク評価
・波方国家石油ガス備蓄基地における維持管理業務
(資料提供:独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構) -
沖合海底下へのCO2地下貯留を想定した一貫実証試験イメージ図
・環境配慮型CCUS一貫実証拠点・サプライチェーン構築事業委託業務(輸送・貯留等技術実証)
新領域事業分野
再生可能エネルギーと官民連携による持続可能な地域づくりへ
再生可能エネルギーの地産地消により地域活性化を促進し、脱炭素等の社会課題・様々な地域課題の解決を両立する官民連携 PFIスキームの実践により、持続可能な地域づくりを目指します。
自治体・地域企業と連携した持続的なバイオマスエネルギー事業

大日本ダイヤコンサルタント株式会社を含む5社共同で株式会社内子龍王バイオマスエネルギーを設立し、愛媛県内子町に「内子龍王バイオマス発電所」を開設しました。未利用間伐材から製造された木質ペレットを燃料に、売電事業と発電時に発生する熱の供給による売熱事業を行っています。施設建設にあたっては、地元企業20社を中心とした資金調達や、地元産材を活用したCLT木造建築により、地域連携型の木質バイオマス発電事業の先導モデルとなることを目指していきます。
あきた次世代エネルギーコンソーシアム

秋田県内での水素・アンモニアといった次世代エネルギーのサプライチェーン構築を目指し、県内企業5社、秋田大学、大日本ダイヤコンサルタント株式会社を設立発起人として「あきた次世代エネルギーコンソーシアム」を設立しました。
本コンソーシアムでは、秋田県が日本の次世代エネルギーの供給拠点となり、我が国のグリーンエネルギーを牽引する、持続可能で活力ある地域となるよう活動していきます。
飛鳥山公園の魅力向上事業

東京都北区王子にある飛鳥山公園は、1873年(明治6年)に指定された日本最初の公園の一つで、古くから人々に愛されてきた場所です。
本事業はP-PFI制度を活用し、公園の魅力を最大限に伸ばすため新たな施設建設や既存施設のリニューアルを行い運営しています。「れすとらん館」には飲食店やコミュニティスペースがあり、2023年春の開業以来、多くの人たちに利用され賑わっています。これからも人々が集い、交わる「地域の社交場」として王子地区を盛り上げ続けます。